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はじまり

初代「三尾 就定」

正覚寺は、戦国時代の武士「三尾 就定」が出家したことから始まります。三尾就定は当時門司家の家臣の一人であったようです。永禄四年(1561)門司城の戦いの時、言い伝えによりますと、猿喰城を任されていたそうです。現在の門司区猿喰峠を見ますと、行橋、中津、大分が見渡せる要衝です。

その戦いの中で息子を人質に取られ、殺されてしまったと聞いております。武士であることを厭い、船に乗り現在の芦屋町山鹿まで逃れて行きました。そこで浄土真宗と出遇い出家しました。浄土真宗の教え、阿弥陀仏のお救い、「どんな世でもどんなことがあった人生でも必ず救う」という仏教に心動かされからではないかと思います。

その後「三清」と名を改め、現在正覚寺のある辺りに小さなお寺を建て隠遁生活を送られました。これが正覚寺の始まりです。

本山の記録によると、寛永9年(1632)4月8日に浄土真宗本願寺派の寺院として認められています。