秋の行事

気がつくと夕焼けの時間が早くなり、季節の移り変わりを感じます。

心も少しずつ落ち着きを取り戻すこの季節には、秋の彼岸があります。

どうぞお参りくださいませ。

秋彼岸法座

仏教で「彼岸」というのは、川の向こう岸という意味です。ご存じのように、仏教はインドで興りました。インドにはガンジス河という大河があります。覚さとりに至る道をそのこちら岸から向こう岸に渡る様子に例えられた言葉です。ですから、向こう岸「彼岸」というのは、覚りの世界を指すのです。
浄土真宗の覚りの世界は「浄土」です。お経の中に、お浄土は西の彼方にあると出てきますので、真西に太陽が沈む春分・秋分の日をご縁に、そのお浄土のこと、そこにお連れ下さる阿弥陀様のことをお聞きいたしましょうというのが、お彼岸という行事です。ですから春と秋と年に二回あるのです。

秋の夜長といいます。暑い夏を過ぎ、少し心も落ち着いてきたこの季節、どうぞ、ご法座中何回となく足をお運び頂き、ご法話をお聞き下さいませ。